- チーム: West McLaren Mercedes
- マシン : McLaren MP4-19(MP4-19B)
- カーナンバー : 6
前年のパフォーマンスからタイトル争いの中心と予想されたシーズンであったが、新車MP4-19とメルセデスエンジンの不出来に大きく足を引っ張られることとなる。 振り返れば2月のシーズン前テストからキミは不安を漏らしていた。マスコミは「三味線」と勘ぐったが彼はそんな器用な男ではない。名門チームにあってはならない2年連続での開発失敗だったのだ。 様々な問題から「(アクセルを)踏みたくても踏めない」状態で序盤戦を戦わなければならず、マシンを労わることのできない(知らない)キミはリタイアを積み重ねてしまう。
それでも第10戦フランスGPから“正真正銘の新車”MP4-19Bが投入されると、翌イギリスGPではPP&2位表彰台を獲得。そしてベルギーGPにおいては完璧な勝利を収めた。
あまりにも遅すぎた“覚醒”であったが、ようやくマシンコンセプトが正しい軌道に乗ったことを印象付けた終盤の戦いぶりは来季への期待を抱かせるに十分であった。
名門の名にかけて、もう失敗は許されない。
開催 | 予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
オーストラリア | 10 | R | |
マレーシア | 5 | R | バーレーン | 19 | R |
サンマリノ | 20 | 8 | |
スペイン | 13 | 11 | |
モナコ | 6 | R | |
ヨーロッパ | 4 | R | |
カナダ | 8 | 5 | |
アメリカ | 7 | 6 | |
フランス | 9 | 7 | |
イギリス | 1 | 2 | |
ドイツ | 14 | R | |
ハンガリー | 10 | R | |
ベルギー | 10 | 1 | |
イタリア | 7 | R | |
中国 | 2 | 3 | |
日本 | 12 | 6 | |
ブラジル | 3 | 2 |
- 優勝 : 1回
- 入賞 : 9回 (表彰台 4回)
- PP : 1回
- ファステストラップ : 2回
- ドライバーズランキング : 7位 (45ポイント)