- 全長 : 4,580mm
- 全幅 : 未発表
- 全高 : 未発表
- ホイールベース : 3,120mm
- エンジン : メルセデス FO108S
- 形式 : V型8気筒
- 排気量 : 未発表
- 燃料・潤滑油 : モービル
- タイヤ : ミシュラン
MP4-21は前年MP4-20の進化型という名目で登場。 コンパクトになったリアセクションを中心として大胆にエアロダイナミクスを追求した意欲作であったが、 実際には“ピーキーでセッティングの幅が狭い”という扱い難いマシンであった。 当然ドライビングにも大きく影響し、ファン・パブロ・モントーヤに至っては全く能力を出し切ることなくチームを去っている。 (彼のドライビングスタイルはエイドリアン・ニューウェイのマシンと相性が悪く、あのMP4-20ですら思うようにセッティングが 決まらず苦しんでいた程だった。)
一方でキミがポテンシャルを発揮できたのは彼が神経質なマシンを操る能力に長けていたからであり、モントーヤの代役であるペドロ・デ・ラ・ロサも“そこそこの域”を越えることはなかった。 また、V8移行によるメルセデスエンジンは心許なく、慢性的なパワー&信頼性不足に悩まされた。