- 全長 : 未発表
- 全幅 : 未発表
- 全高 : 未発表
- ホイールベース : 未発表
- エンジン : メルセデス FO110P
- 形式 : V型10気筒
- 排気量 : 未発表
- 燃料・潤滑油 : モービル
- タイヤ : ミシュラン
奇才エイドリアン・ニューウェイ渾身の作品がMP4-18である。 不完全燃焼に終わったMP4-17を払拭するべく極限までエアロダイナミクスを追求したこのマシンは、 各所に大胆かつ先進的デザインを施し見る者を釘付けにした。 特にフロントウイングの曲線やサイドポットの絞込みは過激であり当時としては斬新なものであった。 しかしながら、いざテストが始まると多くの難題に直面することとなる。 ギアボックスとの相性に問題を抱え、エンジンの振動にも悩まされ、排熱不良まで起きた。 ドライビング面も深刻で、過激な空力追求によりナーバスで扱い難い代物となっていた。 極めつけはクラッシュテスト不通過(2回)である。
結局マクラーレンはMP4-18の実践投入を断念。あまりにも時代を先取りし過ぎた結果だったのかもしれない。 このマシンコンセプトはMP4-19シリーズに受け継がれ、その後MP4-20で華々しく開花することとなる。