WRC2010 R02.ラリー・メキシコ Day1
− 路面:グラベル ステージ数:9 総合距離:137.24 km −
SS01 Alfaro 1 (22.96km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
14:44.5 | +39.1 | (+1.70) | 10 | 10 | P.ソルベルグ |
SS02 Ortega 1 (23.83km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
49:12.8 | +35:21.4 | (+1:29.02) | 30 | 30 | P.ソルベルグ |
SS03 El Cubilete 1 (18.87km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
12:03.5 | +13.6 | (+0.72) | 7 | 30 | P.ソルベルグ |
SS04 Coca-Cola Street Stage (1.50km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
1:17.5 | +0.9 | (+0.6) | 5 | 30 | S.オジェ |
SS05 Alfaro 2 (22.96km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
14:23.2 | +27.1 | (+1.18) | 8 | 29 | P.ソルベルグ |
SS06 Ortega 2 (23.83km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 | 14:13.2 | +32.0 | (+1.70) | 9 | 26 | P.ソルベルグ |
SS07 El Cubilete 2 (18.87km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
Roll Out | - | - | - | - | S.オジェ |
SS08 Super Special 1 (2.21km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
- | - | - | - | - | S.オジェ |
SS09 Super Special 2 (2.21km)
タイム | トップとの差 | (1km 換算) | SS順位 | 総合順位 | ファステスト | 順位表 |
- | - | - | - | - | S.オジェ |
戦評
困難なスノー・ラリーで完走を果たし、更なる前進を確信して臨んだ第2戦メキシコ。今回から舞台はグラベル。特殊なスノー・ラリーよりもイージーに思えたのだが・・・ラリーの世界はそう生温くはなかった。オープニングのSS01でいきなり岩にヒットするアクシデント。ステアリングにダメージを負ってしまうが、これはこれからキミに襲い掛かるアクシデント達のほんの序章に過ぎなかった。次ぐSS02では約3キロ地点のところで燃料ポンプのホースが外れてしまう痛恨のトラブル。解決まで約30分を失い、開幕戦に続きまたしても順位争いの権利を無くしてしまった。それでもキミはめげずにアクセルを踏み込む。直後のSS03で自己ベストといえる走りを披露し、首位から僅か +0.72sec/km でステージ7位に喰い込む。明らかにスノーよりも走り易いようだ。その後もターマックのSS04で5位に入るなどその潜在能力の高さを如何なく発揮していたキミだったが、この日・・・いや、おそらく今開催最大のアクシデントがSS07で待ち受けていた。ポジティブだったSS03のリピートステージとあって軽快なペースでスプリットタイムを刻むキミ。これなら午前の結果を上回るかもしれない・・・と思った矢先、約17.5km地点で痛恨のロールアウト。。キミとカイを乗せたシトロエンC4は6回転してコース下へ着地した。幸い2人に怪我はなく、その場で冷静にインタビューに対応。改めて現代WRCカーの安全性が証明された。しかしながらマシンの損傷は酷く、スーパーラリー(※リタイアしてもペナルティを受ければ修理して復活できるシステム)適用を断念。キミ・ライコネンのラリー・メキシコは初日で幕を下ろした。グラベルでの競争力が明らかだっただけに残念すぎる早期離脱となったが、万全ではない身体へのケアに時間を充て、次のヨルダン・ラリーで大暴れして頂きたいところだ。